最近、ようやく慢性下痢から脱出し、
沢山出ていた薬を順番に切っていって、
よし!ゴハン増やしてOK!
という言葉を主治医からいただいたウィリアム公。

いやぁ、長い食餌制限でした。

1月・2月頃には、もうダメかも・・・と覚悟したのですが、
大腸に効く免疫抑制剤の新薬を試してみて、
これがバッチリ効きまして。

3月過ぎから下痢が止り、
食餌の量は変えていないのに
体重が順調に増えていき、
つつあったころのこと。

彼としては、
「すっげぇ、ハラへってンだよ!」
「もっと食わせろよ!」
って感じで、元気になるに従って次第に目つきが鋭くなり、
なんだかとてもワイルドに。

あるとき、

コンビニで買ってきた、
鶏の唐揚げのマヨネーズ和えのお握りを、
私がのほほんと、TVを見ながら、ほおばっていたところ、
一瞬、何が起こったか分らなかったのですが、
次の瞬間、理解しました。

ウィリアム公が私の指ごと、おにぎりに食らいついている

ウィリアム公に人間の食べ物をたべさせるわけにはいかない。
どうしよう・・・どう・・・ったって、
上の牙は私の親指に、下の牙は私の人差し指に刺さってるし!
どう外せばいいんじゃ??

どうやって外したか定かではありません。

引っ張ったら向こうもムキになって引っ張るので、
たぶん、押して、一瞬ヤツの口があいたところで外したのでしょう。

おにぎりは、一粒たりとも食べさせませんでした。

えーえー!もちろん!流血、だらだらでしたけど。
残りのおにぎりを全部食べてから、
流水で洗い、イソジンで消毒し、抗生物質の軟膏を塗り、
止血のためにタオルでぐるぐる巻にして、
右手をしばらく上に上げたまま、
血が止るまでウロウロしてました。

いつもは優しいお兄ちゃん猫のウィリアム公。
餓えというものは恐ろしいものです。
家猫といえども侮る無かれ、です。

これからゴハンの量が増えて、
満腹感と安心感をいつも感じられるようになったなら、
きっと、きっと、
私のゴハンに食らいついて来るようなことはなくなるでしょう。
(そう信じたい)

猫は、そもそも、
決まった時間にゴハンを食べる生き物じゃないんだよ!

ゴメンネ、ママ

by William